こんにちは🍀助産師の木村有希です。
今日は、逆子を直すためにできることを、助産師の視点からご紹介したいと思います。
そもそも逆子とは?
おなかの中の赤ちゃんは通常、頭を下にした状態でママのお腹の中に入っています。
この状態が「頭位(とうい)」です。
しかし、何らかの原因で頭が上にきている赤ちゃんがいます。
この状態が「逆子(さかご)」で、医学的には「骨盤位(こつばんい)」と言います。
妊娠中期までは赤ちゃんが動き回るスペースがあるので、くるくると頻繁に体勢を変えます。
妊娠24週では、約40%の赤ちゃんが逆子とのデータもあります。
妊娠後期になると、羊水量も徐々に減り赤ちゃんの頭のサイズも大きく重くなり、
全体の約95%は自然に頭位に戻ると言われています。
つまり、妊娠週数がもっとも赤ちゃんのお腹の中の位置に影響を及ぼすのです。
逆子を直すためには?

ママにできることは
⭐︎規則正しい生活を送ること
⭐︎1日3食バランスの良い食事をとること
⭐︎家事をするなど適度に体を動かすこと
⭐︎たっぷりと睡眠をとること
⭐︎ストレスを溜めないこと
⭐︎体を温めること
などが挙げられます🍀
上記はすごく基本的なことですが、
基本的なことゆえに、とても大切なことになります。
ママには産む力があって
赤ちゃんには生まれる力が
あるからです。
その力を最大限に発揮するためにも
上記が大切になります。
そして、お産や産後にもつながります。
逆子にも意味がある場合があって、例えば臍の緒が絡んでいたなど
経膣分娩だと赤ちゃんが危険な状態になる可能性もあった、
と帝王切開をしてわかった事例も聞きます。
お産の手段は色々あるけれど
帝王切開も経膣分娩も、どちらも立派な出産です。
一番大切なことは
元気な赤ちゃんに会えること。
赤ちゃんが安全に産まれて来れる方法を選ぶことが大切です🍀
優秀なDrは、帝王切開の当日にも、
お腹を触って逆子が回っているか最後まで確認するくらい
最後まで回る可能性があります。
ママが妊娠期にできるとこは、
自分が元気に幸せに過ごすこと
ゆっくりと赤ちゃんがうまれてきてくれるのを待つことです☺️
幸せなお産が迎えられることを
祈っています🍀